スタイラスペン「Adonit Jot Touch with pixelpoint」が使えるアプリ5選

 iPadでノートを取ったり絵を描いたりするのに、スタイラスを使っている人も多いだろう。指で描くことももちろんできるが、スタイラスを使うとペンとスケッチブックを使っている感覚で描ける。中でも、BluetoothでiPadと接続して使うタイプのスタイラスは、一昔前に比べて、精度がかなり増した上、種類も豊富になってきた。今回は、そうしたBluetoothスタイラスの内、Adonitの「Jot Touch with pixelpoint」と一緒に使える、高機能なアプリを5種類を紹介する。

Forge by Adonit (無料:7月24日時点)

 Forge by Adonisは、まさに「Jot Touch with pixelpoint」で使うのに最適な、Adonitが開発したスケッチアプリだ。ピンチイン/アウトでの操作が気持ち良く、ページを並べ替えたり、レイヤーを合成したりといった操作が快適に行える。写真アプリまたはDropboxから写真を読み込んで、レイヤーの上から写真をなぞるといった作業も簡単にできる。レイヤーの透明度を変更することも可能だ。

 Jot Touch with pixelpointとのペアリングはアプリ内で行う。筆圧感知はもちろんのこと、パームリジェクションにも対応しているため、画面に手を置いて、ストレスなく描ける。ペンの種類は5つ。色は、パレットがあらかじめ用意されている他、好きな色を指定して使える。Jot Touch with pixelpointを買ったら、最初に使ってみるアプリになるはずだ。

  • Forgeのページ一覧画面。その他のスケッチブックは、画面の左上に片付けられているので画面中央にドラッグすると開かれる

  • 写真をDropboxなどから読み込んで下絵にすることも可能。レイヤーの透明度の変更も簡単

Adobe Illustrator Line (無料:7月24日時点)

 Adobe Illustrator Lineは、製図やデザインなどに適したアプリで、Jot Touch with pixelpointの筆圧感知やパームリジェクションにも対応している。製図やデザインがしやすいように、背景には正方形のグリッドのほか、二点遠近法や等角投影といったグリッドも表示できる。また、雲型定規ツールを使えば、直線や曲線をさまざまな角度で自由に描くことが可能だ。

 コミュニティでは、他のユーザーをフォローしたり、「これを評価」を押して評価を付けたりできる。また、マーケットからは、他のユーザーが描いた作品をダウンロードして使うこともできる。無料で、2GBまでのCreative Cloudストレージを使用可能。月額200円で20GBまで使用できるオプションを購入すれば、保存容量をあまり気にしなくて済む。

  • 線の種類や色が豊富な上、多彩なシェイプを使えるのが便利だ

  • マーケットからは、他のユーザーの作品をダウンロードできる

GoodNotes 4 (840円:7月24日時点)

 GoodNotes 4は、白紙にノートを取ったり、PDFファイルや写真を読み込んで注釈を書き込んだりするのに適したノートアプリだ。連携できるクラウドストレージサービスは、iCloud Driveのほか、Box、Dropbox、OneDrive、Googleドライブ。Jot Touch with pixelpointの筆圧感知やパームリジェクションにも対応。

 ノートを取ると言っても、画数の多い漢字を綺麗に書くには、かなり画面を拡大して書く必要があるので、日本語で素早く次々と書いていくのは少々大変だ。しかし、図形モードを使うと、ザッと荒く書いた三角形や長方形が、きちんとした直線を使った図形に変換されるなどの便利な機能が備わっている。

  • 対応しているクラウドサーバーは多い。PDFや画像を読み込める

  • 図形モードで書いた図形は、綺麗な直線や曲線の図形に自動変換される

Zen Brush (360円:5月11日時点)

 Zen Brushは、筆を使って書いたような効果が得られるスケッチアプリだ。墨の濃さは3種類、筆の太さはスライダーで簡単に変えられる。筆圧感知に対応していることが、これほどはっきり分かり、書いていると気持ちの良いアプリは他にない。和紙の背景を選択できるので、書道の気分を手軽に味わえる。

 背景は、シンプルな和紙の他にも、季節に合わせた美しいデザインや額縁なども選択できる。書いたものが「作品」になるのだ。レイヤーはなく、ページという概念もないので、1回書き終わるごとに写真として書き出すなどして保存しておかないと作品が残らない。シンプルだが、使い勝手の良いアプリで、長く人気を保っている。

  • 作品の書き出しオプションでは、写真として書き出せるほか、連携アプリに渡すこともできる

  • 背景オプションは62種類もあり、簡単に雰囲気のある作品作りを楽しめる

PDFpen 2 (2400円:7月24日時点)

 PDFpen 2は、PDFを読み込んで、注釈を書き込むことができるPDFリーダーだ。Jot Touch with pixelpoint対応ではあるが、筆圧感知には対応していない。長時間、文字列に線を引いたり、狭い場所に記号を書いたりするのには、指で書くよりもスタイラスで書いた方が疲れない。PDFpen 2でJot Touch with pixelpointを使うのは、校正をしやすくするのにおすすめだ。

 テキストボックスや図形を書き込めるほか、吹き出し型の注釈を入れたりハイライトを引いたりできる。あらかじめ用意されているシェイプに、主な校正記号が含まれているのが他のPDFリーダーよりも校正に向いている大きなポイントだ。

  • 設定では、TextExpander、iCloud、Dropboxなどとの連携、スタイラスの設定などができる

  • シェイプを活用すると、校正の効率が大幅にアップする

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]