110番ができない端末で緊急通報を可能にする「緊急通報ナビ」

 「緊急通報ナビ」は、最寄りの警察本部の位置を表示し、緊急通報が行えるアプリだ。データ専用SIMなど110番通報ができない端末を使っている際に、最寄りの警察本部を探してIP電話アプリを使って電話をかけることができるほか、現在地の住所を取得する機能も備えているので、今いる位置を相手に口頭で伝える場合にも重宝する。

 アプリを起動すると現在地を中心とした地図が表示され、その範囲内にある警察署の位置にフラグが立てられる。それぞれのフラグをタップすると、警察署の名前や住所、電話番号といった基本的な情報に加えて、「TEL」「VoIP」「ルート検索」「距離方位表示」のメニューが表示される。あとは状況に応じて、必要なメニューを選択すればよい。

 もし110番通報が行える端末であれば、わざわざ最寄りの警察本部を探して電話をかける必要はないわけだが、110番などの緊急通報が行えないデータ通信専用プランを使っている場合、本アプリで最寄りの警察本部を探した上で、050+やフュージョンといったIP電話アプリを用いて電話をかけることが可能になる。画面右上をタップすれば現在地の住所を表示できるので、今いる位置を尋ねられた時も、正確な回答が可能だ。

 またルート検索機能を使えば現在地から警察署までのルートを知ることができるので、実際に足を運ばなくてはいけない場合も重宝する。さらに、距離方位表示機能を使ってコンパスを表示すれば、地図などを表示せずにどちらの方角に向かえば警察署にたどり着けるのかを手軽に知ることも可能だ。

 このほか、具体的な地名を入力してその付近の地図を表示することもできるので、家族や友人などから助けを求める連絡が入った場合に、その付近にある警察署を知らせることもできる。基本的には110番通報ができない端末で使用することが前提のアプリだが、緊急事態が起こった際、本アプリひとつあれば冷静に対応するのに役立つ。インストールしておいて損はないアプリといえるだろう。

  • ホーム画面。現在地を中心に、最寄りの警察本部が表示される。右上をタップすれば現在地の住所を取得できる

  • タップすると警察署の名前や住所、電話番号といった基本的な情報に加えて、「TEL」「VoIP」「ルート検索」「距離方位表示」のメニューが表示される

  • 110番通報ができない場合にIP電話アプリなどを使って電話をかけることができる

  • ルート検索も可能。直接訪問する場合に便利だ

  • 方角だけを表示することもできる

  • 現在地のほか、地名を入力して任意の位置から近い警察本部を探すことも可能

>>緊急通報ナビのダウンロードはこちらから

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