直火の飯ごうで炊いたご飯、炭火であぶった肉や魚、ダッチオーブンで作る蒸し料理など、キャンプの大きな楽しみは食事だ。ガスや電気に頼らず作ると、料理の美味しさが何倍にも高まる。とはいえ、火を落としてしまった後で小腹が空いたりしたときには、冷えた料理を素早く温められる便利な生活のありがたみを再認識する。
キャンプ場で電子レンジなど邪道だろうが、便利なものは便利だ。そこで、英国WAYV Technologiesが発売を予定している、バッテリ駆動の携帯電子レンジ「WAYV」を紹介しよう。
WAYVは、やや大きな保温水筒ほどの大きさをした、持ち運んで使えるモバイル電子レンジ。サイズは高さ305×縦横128mm、重さは1.2kg。キャンプ場のほか、火を使えない公園やビーチなどで活躍する。災害に遭って避難している場合にも役立つ。
水筒のような外見だが、LDMOSトランジスタでマイクロ波を発生させて食品を温める、本物の電子レンジだ。出力は200w。内容積は900mlあるが、100mlから500mlほどの食品を温めるのに適しているという。内容器は取り外し可能で、食器洗い機などで丸洗いできる。
電源はリチウムイオンバッテリを内蔵。フル充電で30分強の使用が可能。家庭のコンセントや自動車のシガーソケットから充電できる。どの程度実用的か疑わしいが、太陽光で充電するソーラーパネルもオプションで用意されるそうだ。
WAYV Technologiesは、2017年の早い時期に米国で発売するとしている。価格は199ドルの予定。
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