サイバーエージェント、チャットボット事業の子会社「AIメッセンジャー」を設立

 サイバーエージェントのアドテクスタジオは7月1日、人工知能を活用したチャットボット事業を展開する子会社「AIメッセンジャー」を設立したと発表した。これにあわせて、チャットプラットフォーム「AI Messenger(エーアイメッセンジャー)」を提供する。料金の想定価格は初期費用が45万円、月額費用が10万円となっているが、都度見積もりとなる予定。

 AIメッセンジャーは、1月に設立した最先端の人工知能研究をする「AI Lab(エーアイラボ)」と連携し、自然言語処理技術に基づいた独自の会話エンジンを開発。このエンジンは人と会話をするように、ECサービスなどで商品に関する質問や相談に回答できるほか、簡単な雑談にも返答するという。

 チャットプラットフォーム「AI Messenger」は、この独自の会話エンジンのもと開発されており、ユーザーが入力した自然文から条件を自動で抽出。FAQデータベースリストから該当する回答を自動応答できるという。

 これまで、ユーザーからの問い合わせは、メールや電話などが中心で、時間や手間がかかることが課題となっていた。企業がAI Messengerを活用することで、ユーザー問い合わせの回答スピードの短縮化・効率化を図れるとしている。なお、企業のウェブサイトのやり取りに加えて、SNSメディアにも対応しているという。

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