[ウェブサービスレビュー]複数の住所データを地図上に一括表示できる「BatchGeo」

BatchGeo
内容:「BatchGeo」は、住所のリストを読み込むと、地図上にそれらの位置をプロットして表示できるサービスだ。複数の住所データを1つの地図上にまとめて表示できるので、旅行や出張などで訪問予定先を一括表示して距離感を把握したり、全国の営業所や販売店の分布状況をチェックしたりと、さまざまな用途で利用できる。

 「BatchGeo」は、住所のリストを読み込むと、地図上にそれらの位置をプロットして表示できるサービスだ。複数の住所データを1つの地図上にまとめて表示できるので、旅行や出張などで訪問予定先を一括表示して距離感を把握したり、全国の営業所や販売店の分布状況をチェックしたりと、さまざまな用途で利用できる。

「BatchGeo」トップページ
「BatchGeo」トップページ。海外サービスだがインターフェースは日本語化されている

 利用にあたってはまず住所のリストを用意する。タブ区切りのテキストデータのほか、用意されているExcelのテンプレートを用いてリストを作成することもできる。トップページのフォーム内にそれらをペーストして「今すぐ地図作成」をクリックすると、地図上にそれらの住所データがプロットされて表示される。所要時間は、住所が数個程度なら10秒ほど、数十個あると1分ほどかかる。

  • まずは住所のリストを用意する。1行目の見出しは必須となる。住所以外に郵便番号や緯度経度も認識可能

  • 住所のリストをフォーム内にペーストし「今すぐ地図作成」をクリック

  • 住所が全国地図にプロットされた状態で表示される。マーカーをタップすると住所や名前などの付帯情報がポップアップする

  • データの配列は自動認識されるが自分でカスタマイズすることも可能。マーカーの色も指定できる

 住所データはペーストした文字列の中から自動的に認識されるので、先頭に名称や電話番号など、住所とは異なる列が前後に含まれていても問題ない。もしうまく認識されない場合でも、オプション画面から列の名前を手動で設定できるので、本サービスのためにわざわざ住所データを整形しなくとも、手持ちのリストをそのまま流し込める。必要に応じて住所をグループ化し、異なるマーカー色で表示することも可能だ。

 作成した地図は固定URLを発行して共有できる。名前および詳細説明をつけられるほか、マーカーをタップすると元データに含まれていた電話番号などの付帯情報も合わせて表示できる。さらにGoogleマップの機能を使ってルートを検索したり、航空写真に切り替えたり、ストリートビューを使うことも可能だ。

 1つのマップ上に複数のマーカーを表示するには、一般的にGoogleのマイマップ機能などを用いるが、本サービスであれば1つずつ住所を入力しなくとも、手元のリストをもとに一気に流し込めるので、長期保存を目的としない一覧の作成などにはぴったりだ。作成した地図を共有する場合のパスワード保護機能やPDF出力機能などは有料オプションを利用する必要があるが、無料版でも十分な機能を備えているので、まずは手近なリストを流し込んで使い勝手を体験してみてはいかがだろう。

  • 「保存して続行」をクリックすると名前をつけて固定URLを発行できる。公開の可否も設定可能

  • 固定URLでは、マップの下段に住所の一覧が並んだ状態で表示される。マップ上のマーカーと下のリストが対比しやすいように番号を振ることもできる

  • ルートを検索することも可能

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