Makuake

耳に“触れず”に音楽を楽しめるヘッドホン「ヴィー・シェア」

 ヘッドホン利用時の問題といえば、長時間着用での痛みや蒸れといったストレスだろう。そんな問題と真正面から向き合ったヘッドホン「VIE SHAIR(ヴィー・シェア)」のプロジェクトが、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で開始されている。

 VIE SHAIRは、メガネなどに使われる柔軟で丈夫な特殊樹脂を使用し、人体に合わせて3Dデザインした「エアーフレーム」を特徴とするヘッドホン。本体が耳に触れない状態でも音が楽しめるため、装着時のストレスが少なく、長時間つけても痛みが発生しないという。

本体が耳に触れない状態でも音が楽しめる
本体が耳に触れない状態でも音が楽しめる

 視聴環境に合わせて、「オープン・エアーフレーム」と「クローズド・エアーフレーム」という2種類のフレームを付け替えられる。

 オープン・エアフレーム時は構造上、周囲の音が聞こえるため、コミュニケーションがとりやすい。

「オープン・エアーフレーム」
「オープン・エアーフレーム」

 クローズド・エアーフレームは、より音楽に没入したい時、周囲の騒音を防ぎ、集中したい場合などに使用する。クローズド・エアーフレームのデザインされた六角形の特殊空間は、平行面を一切持たず、共振リスクを避けて音が良く拡散する構造となっている。

「クローズド・エアーフレーム」
「クローズド・エアーフレーム」

 さらに、音楽を無線共有する「オン・エアー機能」を搭載し、30m圏内であれば、ヘッドホン同士をリンクさせ何台でも音楽の共有が可能。

る「オン・エアー機能」
音楽を無線共有する「オン・エアー機能」を搭載

 本体にはフルカラーLEDリングを搭載しており、スマートフォンを利用して、青・赤・黄・緑・白の色の切り替え、消灯が指定できる。

フルカラーLEDリングを搭載
フルカラーLEDリングを搭載

 開発はヤマハと共同で行われており、通常サウンドシステムが採用するような、高出力のアンプ、高抵抗の58mm大口全面駆動平板スピーカー、最新オーディオコーデックを採用する。

 オーディオ機器などに採用されているヤマハのオーディオコーデック「MACH5(マックファイブ)」を搭載することで、重低音から中高域まで、聴いているジャンルや好みに合わせて音のカスタマイズが可能。3バンドイコライザーを内部に搭載し、スマートフォンを使って操作(LOW/MID/HIGHの周波数帯を選択してプラスマイナス12dbの調節)が行える。


 なお、同製品は、2016年4月に米国クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で17万5112ドル(約2000万円)を調達している。

 Makuakeでの目標金額は100万円。記事執筆時点(9月30日11時)で、目標の3倍を超える326万円の資金を集めている。プロジェクトの残り日数は76日。

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