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レコードが空中で回転するプレーヤ「MAG-LEV Audio」--UPS搭載で停電対策も万全

 すっかりシリーズ化した空中浮遊グッズとして、これまで盆栽「Air Bonsai」、Bluetoothスピーカ「PUMP Air」、スマートウォッチ「Lift」、スマートフォン「OvRcharge」を紹介してきた。宙に浮くデザインは見ていて楽しいのだが、浮くことに機能的な必要性は存在しない。


Air Bonsai、PUMP Air、Lift、OvRcharge(左上から時計回り、出典:Kickstarter)

 しかし、今回の空中浮遊レコードプレーヤ「MAG-LEV Audio」は、デザインの面白さだけでなく、摩擦がゼロになるというメリットがある。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。


空中浮遊するレコードプレーヤ(出典:Kickstarter)

 MAG-LEV Audioは、レコードを載せて回転するターンテーブルが本体から浮き上がるレコードプレーヤ。回転時の摩擦がないため正確な速度でレコードを再生できるほか、摩耗する部品を排除できるメリットもある。また、テーブルなどから伝わる振動の影響も受けにくい。


おもちゃでない本格的な構成(出典:Kickstarter)

 ターンテーブルは常に浮いているわけではなく、再生中以外など浮かせる必要のないタイミングでは本体から出る支持アームに支えられる。この仕組みにより、レコードを載せ替える際に安定していて不安がない。


ターンテーブルを支える支持アーム(出典:Kickstarter)

 停電時の備えも万全だ。非常用に無停電電源(UPS)を内蔵しており、いきなりターンテーブルの回転が止まってレコードごと落ち、そこにアームと針が激突してくる、という事態を回避する。停電した場合には、まずアームを上げ、ターンテーブルの回転を止めて安全に支える。これなら大切なレコードを傷つけずに済む。

 さらに、レコードの再生を終えたらアームを自動的に上げる機構も搭載。再生終了後にトレースし続けないため、レコードと針の両方を無駄に摩耗させることがない。


アクセントになるイルミネーション(出典:Kickstarter)

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月21日まで。目標金額の30万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間10月18日11時)で約26万4000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと34日ある。

出典:Kickstarter

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