自分で野菜を育てると、日々の食事に彩りを添えられて楽しい。ただし、水やりを忘れたり、適切な肥料を与えなかったりして、失敗することがよくある。虫がつくと仕事が増えるし、土の始末も面倒だ。
そこで、水やりなどを自動的に管理してくれる、屋内用のスマート菜園「AVA Byte」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
AVA Byteは、各種センサから得たデータを参照し、植物の育成に適した環境になるよう自動調整する栽培キット。植物の種は必要な肥料と一緒に小さなポッドとして提供され、これを水耕栽培する。土で汚れることなく、水やりの手間もほとんどかからず、野菜を育てられる。
植物の成長に欠かせない光は、上部のLED照明で与える。成長を促す光を出すよう調整したLEDにより、通常に比べ3倍速く育つという。
土を使わず、屋内で育てられて虫がつきにくいので、農薬も必要ない。そのため、台所などに置いて育てた野菜やハーブを、好きなときに摘み取ってそのまま食べる、といった楽しみ方も可能。
無線LAN(Wi-Fi)経由でスマートフォンと通信し、専用アプリから水や照明の管理などができる。さらに、食べごろになると、アプリが通知してくれる。
Indiegogoでの目標金額は3万ドル。記事執筆時点(日本時間6月15日15時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標を大きく上回る約4万3000ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」