シャープ、ペット事業に参入--IoTで猫の健康管理ができるトイレ型モニターなど

 シャープは6月11日、IoTを活用したペット事業に参入すると発表した。第1弾として、猫用システムトイレ型 ペットケアモニター「HN-PC001」を7月30日よりシャープのECサイト「COCORO STORE」で発売する。

猫用システムトイレ型 ペットケアモニター「HN-PC001」
猫用システムトイレ型 ペットケアモニター「HN-PC001」

 猫の尿の量と回数、体重のほか、猫用トイレの滞在時間などを自動的に計測し、クラウド上で記録。飼い主はそれらの情報をスマートフォンで確認できるのが特長だ。

ペットケアモニターの概要
ペットケアモニターの概要

 このシステムは、計量機能などが付いた専用の猫用トイレとスマートフォンを連携して利用する。価格は2万4800円(税別)で、ほか無線LAN環境と月額300円の利用料(「COCORO PET」サービスの加入)が必要になる。

 専用オプション品として、猫砂(ペットケアモニター用チップ2.5L)が600円、ペットシーツ(20枚)が800円などがある。

猫砂(ペットケアモニター用チップ2.5L)が600円、ペットシーツ(20枚)が800円
猫砂(ペットケアモニター用チップ2.5L)が600円、ペットシーツ(20枚)が800円
ペット用シーツは中に敷く
ペット用シーツは中に敷く

 多頭飼いをしている場合は、首輪に装着して使用できる個体識別バッジ「HN-PM001」(別売:3900円)により、最大3頭まで対応できる。

個体識別バッジ「HN-PM001」(別売:3900円)
個体識別バッジ「HN-PM001」(別売:3900円)

 計測したデータを独自の「異変検知アルゴリズム(AI)」により解析し、「尿量が多い(または少ない)」「滞在時間が長い」などの異変が検知された場合は、飼い主のスマートフォンに通知する。猫はトイレの設置場所が寒すぎるとトイレに行くのを我慢することがあり、設置場所周辺の温度も計測できるため快適なトイレ環境の維持にも役立つとしている。

鳥取大学との共同研究によって開発された異変検知アルゴリズム(AI)
鳥取大学との共同研究によって開発された異変検知アルゴリズム(AI)
首輪に着けられる
首輪に着けられる
尿の量と回数、体重のほか、猫用トイレの滞在時間などを自動的に計測
尿の量と回数、体重のほか、猫用トイレの滞在時間などを自動的に計測

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