グーグル、機械学習サービスファミリ「Cloud Machine Learning」を発表

ZDNET Japan Staff2016年03月24日 11時28分

 Googleは米国時間3月23日、米サンフランシスコで開催中の「Google Cloud Platform Global User Conference 2016」(GCP NEXT 2016)で、機械学習技術を容易に利用できる最新の製品ファミリ「Cloud Machine Learning」を発表した。

 Cloud Machine Learningは最新の機械学習サービスを提供する新しい製品ライン。Googleがオープンソースとして公開した機械学習ライブラリ「TensorFlow」を利用するデータ上に機械学習モデルを構築できる。これを利用して、データサイエンティストや開発者は機械学習を活用したアプリケーションを構築できる。「Google Now」「Google Photos」などのGoogleサービスで利用されている機械技術、「Google検索」の音声認識と同じ技術を利用しており、REST APIを利用するのと同じぐらい簡単という。Cloud Machine Learningは「機械学習をメインストリームにする」としている。

 軽量で管理性と拡張性に優れ、さまざまなフォーマットのデータを利用できるという。「Google Cloud Dataflow」「Google BigQuery」「Google Cloud Dataproc」「Google Cloud Storage」「Google Cloud Datalab」といったGoogle Cloud Platformの他の製品とも統合できる。

 Googleはまた、機械学習モデルとして新たに「Google Cloud Speech API」を加えた。これまでに「Google Translate API」「Cloud Vision API」が提供されており、これに加わるものとなる。Cloud Speech APIはGoogleアプリの音声検索などと同じ高度なニューラルネットワークを利用しており、80以上の言語で音声によるテキスト入力が可能という。

 これらに加えて、ビックデータやアナリティクスも強化した。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]