Sensus Japan、ミライト・テクノロジーズ、KDDIの3社は2月27日、280MHz帯無線ネットワーク「FlexNet」によるIoTを活用した遠隔水道検針に関する技術協力を、2月28日より開始すると発表した。
この取り組みでは、通信が届きにくいと予想される箱根の山間部の水道スマートメーター20カ所から、FlexNetを介して水流量などの計測データを遠隔収集。計測結果をJFEエンジニアリングに提供する。従来のアナログメーターのデータと精度を比較し、水流量などの計測データを自動で収集可能か検証するほか、漏水の検知やクラウドシステムとの連携も確認する。
FlexNetは、電波到達性が高く、建物内部や水道メーターピット内でも通信できる電波特性を持ったセンサネットワークシステム。ひとつの基地局で広域をカバーし、対向の通信装置の低消費電力化が可能になる。FlexNetを活用した山間部での遠隔水道検針は、今回の取り組みが日本初となる。
IoTを活用した水道スマートメーターは、検針者が各住戸に訪問して目視で水流量を確認する代わりに、無線ネットワークを活用して遠隔で検針するもの。FlexNetと水道スマートメーターを組み合わせることで、検針業務を効率化できるほか、漏水検知や高齢者への見守り支援サービスへの応用が可能になるという。
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