[ウェブサービスレビュー]削除完了をメールで通知--機密情報送信サービス「NoteShred」

NoteShred
内容:「NoteShred」は、パスワードをはじめとする機密情報を安全に送信するためのサービスだ。開封すると自動的に削除する機能に加え、有効期限を指定する機能も搭載。また、削除の完了をメールで知らせてくれる機能も搭載するなど、機密情報を安全に受け渡すための機能が充実している。

 「NoteShred」は、パスワードをはじめとする機密情報を安全に送信するためのサービスだ。開封すると自動的に削除する機能に加え、有効期限を指定する機能も搭載。また、削除の完了をメールで知らせてくれる機能も搭載するなど、機密情報を安全に受け渡すための機能が充実している。

「NoteShred」トップページ。無料アカウントでは月に20回まで送信が可能
「NoteShred」トップページ。無料アカウントでは月に20回まで送信が可能

 利用にあたってはアカウントの登録が必要になる。入力画面では、機密情報を伝えたい相手のメールアドレスのほか、タイトルとその内容、パスワード、パスワードのヒントを入力し、さらに破棄方法(表示した時点または手動削除)のいずれかを選択する。

  • 利用にあたってはアカウントの作成が必要。メール認証を経てログインする

  • ホーム画面。この段階ではまだ何も作成していないので空の状態。「Create A New Note」をクリック

  • 入力フォームが表示される。送信相手のメールアドレスのほか、タイトルとその内容、パスワード、パスワードのヒント、破棄方法(表示した時点または手動削除)のいずれかを選択する。最大5Mバイトのファイルの添付も可能。完了したら「Create Note」をクリック

 入力を終えるとユニークなURLが発行されるので、それを相手に送ることにより、機密情報を安全に参照してもらえる。ノートの制限文字数は明示されていないが、試した限りでは1万字を超えたところでエラーが出たので、ファイル添付機能を使わなくともかなりの長文を送信できる。日本語も問題なく対応しているようだ。

 同種のサービスと比べた特徴としては、機密情報が破棄されたことが、メールで送信者に伝わることだ。もしメールが届かない場合、それらの情報が破棄されずにクラウドに残っている可能性があるので、相手に早く参照するよう促したり、あるいはホーム画面から破棄できる。

  • 入力した情報(ノートと呼ばれる)の固定URLが表示された。この時点で相手のメールアドレスにこのURLが送信されている

  • 相手がURLを開いたところ。閲覧のためのパスワードを入力して「Show Me The Note」をクリック

  • ノートの内容が表示された。破棄方法に「After Reading」を選んでいた場合はこの時点でデータが破棄され、そのことが送信者にメールで伝わる

 また同種のサービスでは、一旦開封されると自動削除されるか、もしくは有効期限を過ぎると自動削除されるか、一方にしか対応していないことが多いが、本サービスはそのどちらでも選択できる。期限についても最短で1時間、最大で24週先と幅広く指定できるなど、自由度は非常に高い。最大5Mバイトのファイルの添付に対応しているのも、ほかにない特徴といえるだろう。

 データはAES256bitで暗号化されており、最低限のセキュリティは確保されている。インターフェースがすべて英語であること、また利用にあたって無料アカウントを作成しなくてはいけないのがネックだが、マイアカウントのページでは過去に送信した履歴が見られるなどさまざまな付加機能があり、それだけの手間をかけて使う価値のあるサービスといえそうだ。

  • 差出人に送られるメール。データが破棄されたことが記されている

  • データが破棄されたあとでURLに再度アクセスしてもこの通り表示されない

  • ホーム画面では過去に送信したノートの履歴、閲覧や破棄などのログが表示される

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