[ウェブサービスレビュー]ウェブサイトの読み込み速度を比較--「Which loads faster?」

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内容:「Which loads faster?」は、2つのウェブページを同時に読み込み、表示が完了するまでの速度差を測定できるサービスだ。難しい設定もなく、URLを入れてボタンを押すだけで測定できるので、競合サイトとの比較や、ABテストなどの用途で手軽に使用できる。

 「Which loads faster?」は、2つのウェブページを同時に読み込み、表示が完了するまでの速度差を測定できるサービスだ。難しい設定もなく、URLを入れてボタンを押すだけで測定できるので、競合サイトとの比較や、ABテストなどの用途で手軽に使用できる。


「Which loads faster?」トップページ。左右のフォームにそれぞれURLを入力して「GO」をクリック

 サービスのページを開くと、左右に2つのフォームが表示されている。それぞれにウェブページのURLを入力して「Go」をクリックすると、ウェブページの読み込みが実行される。それぞれの表示が完了した時点で、どちらのウェブページが何%高速だったのか、速度(単位はms)つきで表示される。

 一般的なウェブサイトの速度測定ツールでは、ページ内の画像などの要素それぞれについて診断し、ボトルネックになっている要素を教えてくれるなどの機能が備わっていることが多いが、本サービスはそうしたウェブマスター向けの機能は一切なく、単純にページ全体の読み込み速度を比較するにとどまっている。

  • 左右それぞれで読み込みが行われ、完了するとどちらが高速だったかが表示される。ここでは右側のURLが2.4倍高速だったことが示されている。下段には読み込み完了までの時間(ms)も表示される

  • 大きな差がなく誤差レベルの場合はタイであることが表示される

  • 読み込みを指定回数繰り返すこともできる

 それゆえ、サイトの改善を目的にウェブページ内の要素を詳しく分析する用途には向かないが、URLを入れるだけで2つのウェブページをカジュアルに比較できることから、ビジネスで競合となるサイトとの読み込み速度を比較したり、ページのABテストをするといった用途で重宝する。サーバ移転前と移転後のレスポンスを比較する使い方も考えられる。

 スプラッシュページを表示した時点で読み込み完了と判定してしまうなど、機能的には改善の余地もあるが、こうした測定ツールにつきものの使い方の難しさがなく、結果も一目瞭然なのは大きな利点だ。試した限りでは利用回数にも制限がないようなので、簡易なチェックツールとして、気軽に試してみるとよいだろう。


複数のURLを登録し、順番に読み込ませる機能も用意されている。トップページから下層ページに到達するまでの時間を擬似的に計測できる

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