アップル、「iPhone 8」の新しい指紋センサで苦戦か--遅れや断念の可能性も

Ben Fox Rubin (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2017年04月18日 11時12分

 次期「iPhone」に搭載されるAppleの新しい指紋センサに赤信号がともり続けている。

 投資銀行Pacific Crest Securitiesのアナリストらは米国時間4月16日、投資家向けの書簡で、Appleと取り引きしている部品メーカーが新しい指紋センサに苦戦していると述べた。この指紋センサは、iPhoneのカバーガラスの下に搭載される予定で、現行のホームボタンはなくなり、ディスプレイが大きくなる見込みだ。

 Pacific Crest Securitiesは、このような製造をめぐる問題のせいで、大きな需要が見込まれるにもかかわらず、10周年を迎えるiPhoneの新モデルが不足したり、リリースが遅れたりする可能性があると主張している。あるいは、Appleは9月に発表するとみられる新モデルに、新しい指紋センサを搭載しない可能性もあるという。

 こうした問題を伝えているのはPacific Crest Securitiesだけではない。CowenのアナリストであるTimothy Arcuri氏は12日、カバーガラスの下にセンサを内蔵することで問題が生じると述べている。

 新センサがうまく機能しない場合、Appleは、サムスンの新モデル「Galaxy S8」と同じように、端末の背面にセンサを移動させるかもしれない。13日には、この可能性を示すモックアップがオンラインに登場している。

 Appleにコメントを求めたが、今のところ回答はない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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