Renault-Nissan Allianceが、今後配車および相乗りサービスを開始する計画だという。Reutersが、同アライアンスのモビリティサービスを統括するOgi Redzic氏とのインタビュー内容を引用して報じた。2020年より前に実現されることはなさそうだが、Redzic氏は「10年以内には確かに」開始するだろうとReutersに述べた。
Redzic氏は、自動運転、電気自動車、ライドシェアサービスが融合する部分に、この新たな市場におけるRenault-Nissanの最大のチャンスがあると述べた。同アライアンスは、これまでにも電気自動車を路上で走行させており、現在自動運転技術に取り組んでいる。
自動車メーカーやIT企業が自動運転システムの開発を急ピッチで進める一方で、規制の枠組みは十分に定められておらず、社会的な懸念も存在する。そのため、SAEのレベル5での自動運転車の適切な路上走行が実現するまでに数年を要する見通しだ。
Redzic氏がReutersに説明したシステムは、現在の公共交通機関のサービスに近いようだ。Renault-Nissanのサービスは、事前に決められたルートを走行し、決められた地点で乗降するものになるという。基本的には、バスと同様のようだが、運転者のいないより小型な車両になるという。
サービスは異なるかもしれないが、Renault-Nissan以外にもこうした種類のモビリティサービスを検討する企業は多数存在する。BMWとDaimlerは、自動運転車によるライドシェアサービスに取り組んでおり、UberやWaymo、さらにLyftと提携したGeneral Motorsもそうした取り組みに乗り出している。この分野は既に競合がひしめいているといえるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する