ホンダで「WannaCry」被害、狭山工場で一時操業を停止

Andrew Krok (CNET News) 翻訳校正: 水書健司 吉武稔夫 (ガリレオ)2017年06月23日 10時41分

 「WannaCry」が再び話題になっている。このランサムウェアのために、日本で自動車工場が一時操業停止を強いられたからだ。


提供:Tomohiro Ohsumi/Getty Images

 Reutersなどの報道によると、6月19日、本田技研工業(ホンダ)のネットワークにWannaCryが侵入し、狭山工場での生産を停止する必要に迫られたという。狭山工場では、乗用車「アコード」やミニバンの「オデッセイ」「ステップワゴン」など、合計で1日約1000台を生産している。

 ホンダの広報担当者はReutersに対し、WannaCryは日本、北米、欧州、中国など複数の地域で、同社のネットワークに侵入したと述べた。ホンダはWannaCryの拡散が始まった5月に、ネットワークのセキュリティを強化していたが、どうやらその努力は実を結ばなかったようだ。

 操業が止まったのは狭山工場のみで、同社の他の工場を止める必要はないという。20日に生産を再開したと、複数メディアが報じている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]